WaterOneコラム

季節の変わり目など、体調不良になり発熱してしまうことがありますよね。発熱は、体内に入り込んだウイルスや細菌から体を守るための生体防御反応のひとつ。そのため、症状によっては早い段階で解熱剤を飲まない方が良いとされることもあります。しかし、その際に気をつけなければならないのが脱水症です。
発熱時は平常時より体温が高く、体温調節のために汗をかいて水分が失われやすくなります。寝ているだけでも普段より多くの水分が失われるため、脱水症状を起こさないためにこまめな水分補給が大切です。そこでこの記事では、発熱時の水分補給の方法をご紹介します。赤ちゃんが熱を出した時の対処法についても併せて解説しますので、ぜひ最後までお読みください。
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発熱した時に水分補給が大切な理由

発熱時は体温が上昇しているため、いつも以上に汗や呼吸から水分が失われやすく、脱水症のリスクが高まってしまいます。脱水症とは、体の水分が足りない状態のこと。その症状は主に、
- めまい、立ちくらみ
- 手足の筋肉が痛い
- 拭いてもすぐに汗が出てくる
- 頭ががんがんする(頭痛)
- 吐き気がする、吐く
- からだがだるい(倦怠感)
- 意識がない
- 体が引きつる(けいれん)
- 呼びかけに対し返事がおかしい
- まっすぐ歩けない、走れない
- 体温が高い
などがあります※1。
また、ここまでの症状が出なくても、脱水状態になると血液の粘度が増して酸素や栄養の運搬が滞り、回復が遅れるともいわれているため、発熱時はこまめな水分補給が欠かせません。
特に高齢者は喉の渇きを感じにくく、無意識のうちに脱水が進行しやすいため、意識してたくさん水を摂るようにしましょう。発熱時は十分に水分補給をすることで体温調整がスムーズになり、体の回復を助けるのはもちろん、体力消耗を軽減できるとされています。また、適切な水分補給は免疫機能の働きをサポートし、体内の老廃物や病原体の排出促進にも役立つため、発熱時は積極的に水分を補うようにしましょう。
発熱時に水が体に与える良い影響

発熱時の水分補給で得られる効果には、以下のようなものがあります。
■ 体温維持
体温が上がりすぎてしまうと、回復に必要な体力まで奪われてしまいます。汗をかくことで体温を適正に保ち、過度な体温上昇による負担を軽減します。
■ 血行促進
血液の流れをスムーズにして、体の回復に欠かせない酸素や栄養素の供給を促進します。
■ 排出促進
尿や汗とともに病原体の排出を促して、体の回復を助けます。
■ 予防
口内が乾燥しているとウイルスなどが付着しやすくなります。こまめな水分補給は口や喉の乾燥を防ぎ、ウイルスや細菌の侵入を防ぎます。
■ 症状軽減
頭痛や倦怠感などの症状は、水分不足が原因で起こっている可能性があります。十分な水分を補給することで、発熱時の不快な症状の軽減にも役立ちます。
水分補給をするタイミングや量

発熱時は水分補給が必要とはいえ、ただ大量に飲めば良いというわけではありません。次のような点に注意しながら、水分を補いましょう。
■ 喉が渇く前に飲む
発熱時だけでなく、平常時でも喉が渇いたと感じた時はすでに脱水が始まっています。喉の渇きを感じる前に、意識して水分を摂ることが重要です。
■ 少量ずつ飲む
一度に大量に飲んでも、すべて体に吸収されるわけではありません。一度に吸収できる水の量は200~250mlといわれています。少量ずつこまめに摂取することで、水が吸収されやすくなります。
■ 水だけではなく塩分も
汗をかいた時は、水分以外にナトリウムなどの塩分も失われています。電解質を含む経口補水液やスポーツドリンクを活用して、体内のミネラルバランスを維持しましょう。
■ ゼリーで水分補給
高熱が出た時などは、食欲がわかず食事がとれなくなることもあります。そうなると、食事に含まれる水分が補えなくなってしまうため、ゼリー状の水分補給食品を利用して脱水を防ぎましょう。
■ 高熱時は1時間ごとにコップ1杯
高熱が続くと、たくさん汗をかくため、より水分が失われやすくなります。1時間ごとにコップ1杯(200ml程度)の水分を目安に補うと良いでしょう。
赤ちゃんが熱を出したときは?

大人や子どもであれば、喉の渇きに気づくことができますし、自分で意識して水を飲むこともできるでしょう。しかし、赤ちゃんの場合はそうはいかないため、周囲の大人がしっかりと意識して水分を与えることが大切です。しかも、赤ちゃんは体温調節機能が十分に発達していないため、大人よりも脱水症になるリスクが高くなります。
とはいえ、熱が出てもすぐに慌てる必要はありません。熱があっても元気で水分が摂れていれば、次のような点に注意しながら様子を見るようにしましょう。
■ こまめに水分補給
離乳食開始前なら母乳やミルク、離乳食開始後は、湯冷まし、麦茶、イオン飲料などをこまめに与え、脱水を防ぎましょう。
■ 体温調節をサポート
赤ちゃんは体温調節機能が十分に発達していないため、大人よりも体温が下がりにくくなっています。脇の下や首元を冷やし、体温調節をサポートしてあげましょう。
■ 寒そうな時は暖かくする
寒気を感じている様子がある時は、布団や衣類で調整して暖かくします。ただし、暖かくしすぎると脱水のリスクが高まるため、様子を見ながら調整しましょう。
■ 食欲がない時は無理に食べさせない
早く回復してほしいという思いから、少量でも食べさせようとしてしまいますが、食欲がない場合は無理に食事を与える必要はありません。水分補給を優先して、食事は食欲が出るまで後回しにしましょう。
すぐに病院を受診すべきケース

熱が出ても元気がある時はしばらく様子見で大丈夫ですが、なかには、すぐに病院を受診するべきケースもあります。例えば、生後3ヶ月未満の赤ちゃんが38℃以上の発熱をした場合。重症化する可能性があるため、夜間や休日でもすぐに受診するようにしましょう。また、意識がもうろうとして呼びかけに反応しない場合も救急対応が必要なため、時間を問わずに病院に連絡しましょう。
水分が摂れず、ぐったりして反応が鈍い場合や何度も嘔吐や下痢を繰り返し、脱水症状が疑われるときは早めの受診を心がけて。初めてけいれんを起こした場合は、原因を特定するためにもすぐに医師の診察を受けることが大切です。
赤ちゃんの水分補給について

赤ちゃんの発熱時は、大人と同じように通常よりも多くの水分補給が必要です。白湯や麦茶、イオン飲料、経口補水液など、赤ちゃんの月齢に応じた飲み物を選ぶと良いでしょう。母乳やミルクを飲める場合は、普段よりも多い回数与えるようにして、脱水に陥らないように注意します。
発熱時は、ジュースや糖分の多い飲料は避けましょう。糖分を含む飲料は多尿や脱水を引き起こす可能性があります。赤ちゃん用のイオン飲料が販売されているので、いざという時のために日頃から常備しておくと良いでしょう。吐き気がある場合は、ゼリー状のものやスプーンで少しずつ与えると水分を補いやすくなります。赤ちゃんの状態に応じた方法で、積極的に水分補給を行ってください。
水分補給にはウォーターワンのウォーターサーバーがおすすめ

こまめに水分補給を行う時に、あると便利なのがウォーターサーバーです。
ウォーターサーバー『ウォーターワン』は、富士山、南阿蘇、沖縄、島根の4つの採水地から選べる天然水をご自宅にお届け。しかも、ミネラルや栄養素を損わない非加熱処理でボトリングしているため、汗で失われやすいミネラルを補いながら、新鮮で美味しい水を楽しむことができます。
また、『ウォーターワン』で提供している水は、いずれも飲みやすい軟水。赤ちゃんの体にもやさしいため、安心して与えることができます。そのため、発熱時の水分補給だけではなく、普段のミルクづくりにもぴったり。いつでも冷水・温水が使えるため、ミルクづくりや料理に手軽に活用できます。
『ウォーターワン』の宅配水は定期的に自宅まで配送されますが、水が余ってしまった時は定期配送を最大2ヶ月スキップできるため、水の量を調整しやすいのもポイント。配送ペースの調整やスキップを上手に使うことで、ライフスタイルに合わせた利用が可能です。
発熱時は体温上昇によって、平常時よりも水分が失われやすくなります。脱水症のリスクが高まるため、こまめな水分補給を心がけることが大切です。特に高齢者や赤ちゃんは、喉の渇きを感じにくかったり自分で上手に水分補給ができなかったりするため注意が必要です。自分で水を飲むことができない赤ちゃんの場合は、母乳やミルクの頻度を増やし、負担のない形で水分を摂取させるようにしましょう。
ウォーターサーバー『ウォーターワン』は、ミネラル豊富な天然水を定期的にご提供。赤ちゃんの体にもやさしい軟水で、いつでも冷水・温水が利用できるため、赤ちゃんのミルクづくりや体調不良時の水分補給にも最適。手軽で安心な水分補給の方法として、ぜひ取り入れてみてください。
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参考文献