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ブライン液とは?基本の作り方から活用法・注意点まで解説!

ブライン液とは?基本の作り方から活用法・注意点まで解説!
この記事は天然水のウォーターサーバー
ウォーターワンが執筆しています
4種類のお水が楽しめる 天然水のウォーターサーバー WaterOne

「ブライン液」をご存知でしょうか?料理好きの人などは聞いたことがあるかもしれませんが、名前を知っていても使ったことはない、という人も意外と多いかもしれません。ブライン液とは、肉や魚をしっとりジューシーに仕上げるための水・塩・砂糖がベースの調味液です。下ごしらえの段階で漬け込むだけで、驚くほど仕上がりが変わると注目されており、料理のプロの現場ではもはや基本の調味液とすらいわれています。

そこでこの記事では、ブライン液の基本や作り方、使い方、注意点などをわかりやすく解説。また、ブライン液を作る際には水が欠かせないため、美味しい天然水がいつでも手軽に使えるウォーターサーバー『ウォーターワン』も併せてご紹介します。

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ブライン液とは?

ブライン液とは?

ブライン液とは、水・塩・砂糖をベースにした調味液で、主に肉や魚の下ごしらえに使われます。ブライン=brineとは「塩水」を指す英語で、もともとは単なる塩水だったそう。いつ頃から使われているかは定かではありませんが、その昔、船乗りが海水に浸かっていた肉を焼いて食べたところ、とても柔らかく美味しかったことがきっかけで生まれたという説があります。

アメリカではブライン液と呼ばれていますが、フランスにはソミュール液と呼ばれる同じような調味液があり、豚肉加工品である「シャルキュトリ」を作る際などに使われています。また、日本でも「塩糖水」という同じような調味液が存在しています。

ブライン液でなぜ肉が美味しくなるかというと、塩は肉のタンパク質を分解して水分を入り込みやすくする働きがあるため、食材をしっとりジューシーに仕上げる効果があるといわれています。塩や砂糖のほかに、ハーブ、スパイスを加え、風味豊かなアレンジをすることも可能です。

ブライン液の作り方

ブライン液の作り方自体はシンプルですが、塩分濃度や風味付け、漬け込み時間など、いくつかのポイントを押さえるのが、仕上がりをよりアップさせるコツ。ここでは「基本の手順」「濃度の調整」「アレンジ方法」をわかりやすくご紹介します。

基本的な作り方の手順

基本的な作り方の手順

ブライン液の塩分濃度は3~5%が基本。その濃度を作るための作り方一例としては

  1. 水1Lに対して塩30gを加え、よくかき混ぜて塩を完全に溶かします。
  2. そこにさらに砂糖を30gほど加えて溶かします。
  3. 風味を加える場合はスパイス類を追加して、よくかき混ぜれば完成です。

ブライン液はこのように材料を混ぜるだけで完成する、とても手軽な調味液です。火にかけて加熱する必要もないので、あっという間に作り終えることができます。ただし、あまりにも冷たい水を使うと塩や砂糖が溶けづらくなり、完成に時間がかかることも。常温からややぬるめの温水の方が溶けやすいため、早く作りたい時は温水を使うと良いでしょう。

ただし、温かいブライン液にそのまま食材を漬け込んでしまうと、雑菌が繁殖しやすくなり食中毒の原因となる恐れがあります。そのため、作ったブライン液は必ず冷ましてから食材を漬けましょう。また、食材に付着していた細菌などが液体に混ざり込んでしまうため、使用後のブライン液の再利用は厳禁。一度使ったら、必ず廃棄しましょう。

塩分濃度の調整ポイント

塩分濃度の調整ポイント

ブライン液で肉がしっとりジューシーになるのは、塩が肉のタンパク質を溶かして柔らかくし、さらに食材の内部にまで水分がしっかりと入っていくから。これにより、水分をたっぷり抱え込んだ美味しい肉になります。

では、塩を直接かければよいのでは?と思うかもしれませんが、食材に直接塩をかけると水分や旨みが抜け出しやすく、長時間置くと逆にパサパサの美味しくない肉になってしまいます。

このように、強すぎる塩は逆に旨みを失わせる原因に。そのため、ブライン液の塩分濃度は3~5%が適切だといわれています。5%を超すと水分と旨みが流出してしまうほか、塩辛くなってしまうので避けるようにしましょう。また、肉や魚の種類によって漬け時間を調整すると、より上手に仕上がります。

砂糖やスパイスで風味をプラス

砂糖やスパイスで風味をプラス

もともとのブライン液は塩水だけだったといわれていますが、近年のレシピを見ると、その多くが塩だけでなく砂糖も溶かし込んでいます。これは、砂糖による保水効果を期待してのもの。塩が肉のタンパク質を分解して水分を入り込みやすくする一方で、砂糖は高い保水力で水分を抱え込みふっくら感とコクをアップさせます。

ジャムや羊羹など砂糖が多く含まれる食品にカビが繁殖しにくいのも、実は食品中の砂糖が水分をしっかり抱え込んでいるためなのだとか※1。ちなみに、ブライン液には砂糖のほかにローリエ・ニンニク・黒こしょうなどを加えて、食材に香りづけを行うことも可能です。フランスで使われるソミュール液には、タカノツメやタイムなども入るのだそうです。

ブライン液の使い方と注意点

ブライン液は、鶏肉や魚などの種類に応じて、漬ける時間を調整することで仕上がりが変わります。また、衛生面に配慮し、冷蔵保存や使い切りを徹底することも大切です。ここでは、ブライン液を上手に活用するための「食材ごとの使い方」「塩分量の調整」「衛生的な管理」の3点をご紹介します。

食材ごとの漬け時間と濃度調整

食材ごとの漬け時間と濃度調整

ブライン液の塩分濃度は3~5%。濃度が低すぎると塩がタンパク質を分解する働きが期待できなくなり、逆に濃度が高すぎると旨みや水分が食材から抜け出てしまう原因になるため、最適な濃度を保つようにしましょう。また、漬ける時間に関しても、短すぎるのも長すぎるのもよくありません。短時間では効果が発揮されず、長時間漬けすぎると塩が染み込みすぎて肉がしょっぱくなる原因になります。漬け時間の目安は以下の通りです。

  • 一口大にカットした肉:1~2時間程度
  • ステーキ肉や鶏の胸肉など:4時間から一晩程度
  • 魚:30分~1時間程度

肉は鶏肉・豚肉・牛肉いずれでもOK。しっとりジューシーになり、柔らかくなります。魚の場合は身がふっくらするだけではなく、生臭さを消す効果も得られます。

塩分過剰摂取を防ぐ工夫

塩分過剰摂取を防ぐ工夫

ブライン液に含まれている塩分は、漬け込んでいる間に食材の表面に付着したり中まで浸透したりするため摂取量には注意が必要です。基本の塩分濃度は3~5%ですが、減塩を心がけている人の場合は3%よりも少ない濃度のブライン液を使うのも方法のひとつ。濃度を低くし、さらに漬け時間を短くすると、しっとり感や柔らかさはやや減少しますが、塩分の摂取量を減らすことができます。

また、調理前に軽く拭いたり水ですすいだりすることでも塩味の調整が可能です。塩分量ではなくしょっぱい味が気になる場合は、砂糖を入れることで解消する場合も。砂糖が入っていないブライン液はしょっぱくなりがちなので、塩だけではなく砂糖も入れるようにしましょう。

使いまわさず衛生的に管理する

使いまわさず衛生的に管理する

せっかく作ったブライン液は、もったいないので何度でも使いたくなってしまうかもしれません。しかし、ブライン液の使い回しは厳禁。肉を漬け込むと肉に付着していた細菌などが液に溶け込み、雑菌繁殖や食中毒の原因となってしまう可能性があります。一度使ったブライン液は、必ず廃棄するようにしましょう。

また、ブライン液の使用中は長時間食材を漬けっぱなしにしますが、その時も常温での放置は避けるようにしましょう。漬けている間は必ず冷蔵保存をして雑菌の繁殖を防ぐことが大切です。冷蔵庫内での液漏れが気になる場合は、ポリ袋などに食材とブライン液を入れたものをさらにボウルなどに入れて置いておくと良いでしょう。

ブライン液の活用例

ブライン液は鶏むね肉や豚ロース、白身魚などパサつきやすい食材に特に有効だといわれています。肉以外にも野菜やきのこも軽く漬けることで、食感と旨味が引き立つ働きも。普段の家庭料理はもちろん、キャンプやBBQでも素材の美味しさを引き出せる、ブライン液活用の一例をご紹介します。

鶏むね肉をジューシーに仕上げる

鶏むね肉をジューシーに仕上げる

鶏むね肉を使って調理した時、肉がパサついてしまい思ったより美味しく仕上がらなかった…という経験はありませんか?これは、加熱によって肉内部に含まれていた水分が抜けるのと、筋繊維が固くなるため。そこで事前にブライン液を使うことで、加熱してもパサつかずしっとり仕上げることができます。低温調理やグリル調理との相性が良いですが、唐揚げやチキンステーキに使っても美味しくなります。

豚肉や魚の味と食感の改善

豚肉や魚の味と食感の改善

鶏むね肉と同じように、豚ロースや鮭の切り身にブライン液を使っても臭みを抑えて柔らかく仕上げることができます。特に、魚は30分~1時間と短時間の漬け込みで済み、そのひと手間を加えるだけで食感や風味が格段に良くなるのでおすすめ。塩焼きや煮魚、ムニエルなど火を使った調理に応用可能です。

野菜やきのこにも使える

野菜やきのこにも使える

ブライン液というと肉のイメージが強いかもしれませんが、実は野菜やきのこなどにも使うことができます。カットの方法によっても異なりますが、漬け込み時間は半日~1日程度。旨味をしっかり引き立てられるので、前日から漬けておくことで、いつもの料理の味がワンランクアップします。特に相性が良いのはナスやエリンギ、ズッキーニなど。グリルや炒め物で、食感や風味が一段と良くなる違いをぜひお試しください。

料理の質を上げるなら水にもこだわろう

料理の質を上げるなら水にもこだわろう

このように、ブライン液は自宅にある調味料だけで簡単に準備でき、手軽に料理の質を高められるテクニックのひとつです。特別な材料を準備する必要はありませんが、使用する水にこだわることで、さらに味・香り・仕上がりをアップさせることができます。そこでおすすめしたいのが、ウォーターサーバー『ウォーターワン』です。

『ウォーターワン』は富士山・沖縄・南阿蘇・島根の4つの採水地から選んだお水を、非加熱処理で美味しさをそのままボトルに充填。定期的にご自宅までお届けするため、いつでも新鮮な天然水が使えます。いずれもクセがなく素材の旨みをしっかり引き出してくれる軟水なので、調理の水としての使用もおすすめです。冷水・温水コックがついているのでスープなど温かい調理に使う際は温水を使い、ブライン液で塩や砂糖を溶かす際は冷水と温水を混ぜてぬるま湯を作れば時短にもつながります。もちろん、飲み水としての利用もおすすめ。天然のミネラルバランスや酵素がそのまま補えるので、毎日の健康づくりにもぴったりです。

普段から手軽に美味しい水を飲みたい人、料理をグレードアップしたい人は、ぜひお水選びから見直してみませんか。

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