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パスタというと「お湯で茹でるもの」だと思っていませんか?最近では、お湯を使わずに電子レンジで調理できる便利なグッズもありますが、基本的には熱を加える工程が必要だと感じている人がほとんどでしょう。ところが、実は水だけを使ってパスタを柔らかくし、食べられるようにする方法があります。それが「水戻し調理法」です。
事前に水に漬けておくだけで、そのまま食べたり調理の時短に繋がったり、他にも省エネや食感アップなどの効果が期待できるというすぐれもの。また、水だけで調理する方法を知っておくと、災害などによって火が使えない時でも食べ物を準備することが可能です。
そこでこの記事では、水戻し調理の方法から注意点、レシピや水の選び方を解説します。
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水漬けパスタとは?

パスタ麺を茹でずに水に戻して使うことを「水漬けパスタ」といいます。その名の通り乾燥パスタを水に数時間浸して、あらかじめ柔らかくしておく調理法です。茹でる方法と比較すると漬けて待つ時間がかかってしまうものの、お湯を使わずに戻してそのまま食べることができるので手軽です。また、そのままではなく1~2分さっと茹でて仕上げることも可能で、茹で時間の短縮にも効果的です。
例えば、夕飯をパスタにしようと考えた時に朝からパスタを水に漬けて戻しておけば、夜はサッと茹でるだけで準備ができるのです。時間をかけてたっぷりの水を吸収したパスタ麺は、食感がモチモチとした独特な仕上がりになり、生パスタのような食べ応えが楽しめます。
水漬けパスタのメリット

一般的なパスタの茹で時間は、麺の太さやメーカーによって異なりますが、市販されているものの場合5分から長くて10分ほどの時間がかかります。お湯が沸騰するまでの時間も考えると、そこそこの待ち時間が発生してしまうため、忙しい時はパスタを避ける人もいるでしょう。
その点、あらかじめ水に漬けて戻しておくと、仕上げの加熱時間はわずか1~2分にまで短縮。さらに、時短だけでなく光熱費の節約にもつながり、忙しい平日の食事準備が格段にラクになります。火を使う時間が短縮されることでキッチンが暑くなりにくく、特に夏場は便利です。
水漬けパスタのデメリット

水漬けパスタは長く水に漬けて戻す作業が必要ですが、いつまでも水の中に入れっぱなしにしていると、麺がふやけて切れやすくなる可能性があります。ある程度の時間は漬けっぱなしでも問題ありませんが、食べる時間を逆算して、ちょうど良いタイミングで取り出した方が良いでしょう。
また、通常の茹でパスタと比べてモチモチ感は増すものの「風味がやや劣る」と感じる人もいるようです。水で戻した状態は、乾麺の時に比べて雑菌が繁殖しやすくなるため、食中毒予防の観点から冷蔵庫での保存と衛生管理が必要になります。
水漬けにかかる時間の目安

パスタの種類にもよりますが、水に漬ける目安は3~6時間程度。早茹でタイプのものであれば、40分でもっちりとした食感になり、12時間漬けていても40分後とあまり変わらない食感になるようです※1。
このように細めのスパゲッティなどは比較的早く戻るといえます。ただし、季節や室温によっても戻り具合に差が出るため注意が必要です。
水漬けに使う容器や保存方法

水漬けを行う時は、パスタ全体がしっかり水に浸った状態になることが大切です。浸かっていない部分があると吸水にムラが出てしまい、ところどころ固い食感が残る可能性があります。
そのため、ジップ付きの袋やパスタがきちんと入るサイズの保存容器を使うのがおすすめ。水が漏れたり乾いたりしないように密閉して、冷蔵庫で保存しましょう。水漬け時間の目安は前述の通り3~6時間程度ですが、なるべく8時間以内に取り出して使うのがポイントです。
水漬けパスタに向いている種類と向かない種類

水漬けパスタは、満遍なく水が吸収されることでモチモチの食感になります。そのため、スパゲッティやリングイネなど水が均一に吸収されやすい細長いタイプの方が向いているといえます。
一方で、ショートパスタや太めの麺は均一に戻りにくい場合があり、食感にムラが出てしまう可能性があります。茹で時間が9分以下の麺は特に相性が良いといわれているため、茹で時間を確認しながら、いろいろな種類のものを試してみると良いでしょう。
おいしく仕上げるためのコツ

水で戻し終わった後は、ザルにあげて水気をしっかり切って使いましょう。そのまま食べることもできますが、適量の塩を加えた熱湯で1分程度軽く加熱して仕上げるのがベスト。
さらに、ソースと和える前にオリーブオイルなどで軽く炒めると、風味とコシがアップします。水で戻すことでパスタそのものが柔らかくなっているためソースが馴染みやすく、いつものソースを使うだけでもよりおいしく仕上がります。
水漬けに使う水は安全でおいしいものを選ぼう

一般的な乾燥パスタを茹でると、約2.1~2.5倍の重量にまで増えるといわれています※2。つまり、パスタそのものの重量と同程度の水分を吸収しているということ。100gのパスタであれば、100gの水分を同時に食べているという計算になります。水漬けパスタの場合もおおむね同量の水を吸収すると考えると、パスタの仕上がりに水の質が大きく影響するのは間違いありません。
沸騰前の水を吸水させるため、雑味やカルキ臭のある水道水を使うと、それらの雑味やニオイがそのまま残ってしまう可能性があります。そのため、水漬けパスタを作る時は、クセのない味わいが特徴の軟水の使用が理想的です。調理用としても安心して使える天然水がベストチョイスだといえるでしょう。
水漬けパスタのおすすめレシピ

パスタには様々なメニューがありますが、茹でパスタの食感や水漬けパスタのモチモチ食感それぞれに合うメニューがあります。そこで、ここでは水漬けパスタに合うおすすめレシピについてご紹介します。
冷製トマトとバジルのカッペリーニ
冷製パスタの場合は、水漬けパスタをそのまま使ってもおいしく仕上がるので便利。細めのパスタを水漬けした後、さらに冷水でしめて食感をよりしっかり出すのがポイントです。水気をよく切ったら、オリーブオイル・塩・胡椒・にんにくを効かせたソースに絡めるだけで出来上がり。和えるだけなので、時短メニューとしても大活躍です。
明太子クリームパスタ
水で戻したパスタをさっと加熱し、明太子・バター・生クリームを混ぜたソースで仕上げます。加熱しすぎると明太子独特の食感や風味が失われてしまうので、パスタを温めてソースを絡めた後は余熱でからめていくのがポイント。麺をあらかじめ水で戻しておくことで時短になり、濃厚でコクのある一皿に仕上がります。
ツナときのこの和風パスタ
水漬けパスタをよく水切りした後にオリーブオイルで炒め、そこににんにく・しめじ・ツナを入れ、しょうゆや塩胡椒で味を調えれば完成。きのこは火が通りやすいため、サッと炒めるだけで手軽に完成します。しょうゆで味付けしたきのこを常備菜として作っておけば、包丁を使う手間もなく、和えるだけできのこたっぷりのヘルシーな一品が出来上がりますよ。
カルボナーラ風パスタ
水漬けパスタを熱湯で1~2分茹でて、よく水をきります。そこに、卵・粉チーズ・黒こしょうを混ぜたソースを絡めれば完成。クリームを使わなくても、水漬けのしっとりモチモチした食感と、卵とチーズのコクで濃厚な味わいに。お好みで炒めたベーコンを加えてもおいしく仕上がります。
ペペロンチーノ
水漬けパスタを、オリーブオイルとにんにく、唐辛子と一緒に炒めるだけで簡単に出来ます。にんにくが手元にない時や時間がない時は、チューブのにんにくでもおいしく仕上がります。具が欲しい時は、いわしの水煮缶や千切ったキャベツなどを和えれば、ボリューム満点の一品に。
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